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平成29年9月28日(木)「ICTの進展に伴うデータ利活用戦略のポイント~法規制の最新動向と失敗事例に学ぶリスク管理態勢の見直し~」(講師:弁護士 福本洋一 主催団体:株式会社商事法務)
- 会場/株式会社商事法務 3階 会議室
- 参考リンク/https://www.shojihomu.co.jp/schoollist
- 概要/IoT・AI等の新たなICT(情報通信技術)の出現に伴い、データの価値が再認識され、ビジネスにおけるデータの利活用がさまざまな業種で展開されています。
他方で、「データは無料で自由に利用できる」という社会常識が大きく変わりつつあり、データの利活用に対しての法規制の在り方を見直す方向に動いています。また、企業実務においても、技術開発部門、システム部門がデータの利活用を積極推進する方向で進められており、一般的に受け身となる総務・法務部門は新たなリーガルリスクを見極められないという悩みも聞かれます。
本セミナーでは、急速に進化しているデータの利活用に潜むリーガルリスクについて整理するとともに、キープレーヤーになる総務・法務部門を対象に、経営トップを始め、現場担当者に対して、適切なデータの利活用のための理解と協力を獲得していくために、全社的な事業戦略として、どのようなリスク管理態勢が求められるのかについて、解説いたします。
当日は、今後の課題共有を兼ねたディスカッションも交えて講義を進める予定です。同様の悩みを抱える担当者相互の情報共有によって実務対応の一助としていただければ幸いです。
■主要講義項目■
1、ICTの進展に伴う新たな企業リスク
・IoT・AIによるデータに対する社会常識の変化
・経営層の認識の欠如が企業に及ぼす影響
・総務・法務部門が積極的に関与しなければならない必要性
2、データに対する法的保護・データの利活用と、法規制の考え方
・データに対する法的保護に関する現状と最新動向
・データ保護における契約の重要性と条項作成のポイント
・データの利活用への侵害に対する法的対応
・適切な情報の取扱い・管理方法とは
3、企業に要請されるデータ管理への意識改革
・情報の資産としての管理の要請
・データオーナーシップへの対応
・データポータビリティの権利への対応
・不正アクセス、データ偽装等の対抗手段
4、リスク管理体制再構築への道しるべ
・管理対象とすべき社内におけるデータの特定
・データ内容の信頼性確保のための社内プロセスの見直し
・データに対する使用権限の設定のための対外的フロー
・事業部門との連携のポイントと教育の重要性